おはじきとは、ガラスやプラスチック製で直径約12mmの平らな円盤形の玩具です。
低価格で入手しやすく、子どもの計算学習の助けになるほか、高齢者の手指運動やリハビリテーションにも活用されています。
この記事では、全年齢が楽しめるおはじきの基本的な遊び方と、特に高齢者の健康維持に適した「マンカラ」というゲームを紹介します。
おはじきを活用したユニバーサルゲームの紹介
おはじきを使ったゲームは、どの世代にも適しており、簡単なルールで楽しむことができます。ここでは、特に人気のある「おはじき当て」というゲームの手順を解説します。
1. おはじきをテーブルや床に30個程度ランダムに散らばせます。このとき、おはじきが滑りやすい平坦な表面が適しています。
2. 参加者全員でジャンケンを行い、勝った人からゲームを開始します。
3. 遊びたいおはじきと狙うおはじきを一つずつ選び、両者の間に小指を使って直角に線を引きます。
4. 選んだおはじきを使って、狙ったおはじきに向かって弾きます。成功すれば、そのおはじきを獲得し、場から取り除きます。
5. 弾いたおはじきが他のおはじきに触れたり、目標を外れた場合、次のプレイヤーの番となります。
6. おはじきがなくなるまでこのプロセスを繰り返します。
7. 最も多くおはじきを獲得したプレイヤーが勝者となります。
このゲームは障害物を加えることで難易度を上げることができ、高齢者にも親しまれているため、彼らから新しい遊び方を学ぶのも良いでしょう。意外な遊び方が見つかるかもしれません。
高齢者向けのおはじきゲームバリエーション
おはじきを利用した、高齢者向けにやさしいいくつかのゲームをご紹介します。
おはじきタワー（2人以上）
1. 平らな場所におはじきを散らばせます。参加人数に応じて適切な量を用意してください。
2. 合図があったら、できるだけ高くおはじきを積み上げてください。
3. 事前に決めた時間（例：30秒）が経過したら、ゲーム終了の合図をします。
4. 一番高く積み上げた参加者が勝者です。このゲームは多人数で楽しむことをおすすめします。
おはじきキャッチ（2人以上）
1. おはじきを数枚（例えば5枚）手に取り、手の甲を下に向けます。
2. 手をすばやく開いて、おはじきを最大で約20センチメートルの高さまで軽く投げ上げます。
3. 投げた直後に手を返し、おはじきを手の甲でキャッチしようとします。
4. 手の甲に残ったおはじきが多い人が勝者となります。同数の場合はもう一度同じプロセスを繰り返します。
5. 数が同じで決着がつかない場合は、再度おはじきを手の甲から投げ、キャッチした数で勝者を決めます。
6. 繰り返し行っても決まらない場合、最終的におはじきを最も多く持っている人が勝ちとなります。
これらのゲームは高齢者にも楽しんでもらえるよう考慮されており、手の動きを使うことで運動効果も期待できます。
マンカラを活用して高齢者の活性化と介護予防を支援
マンカラはおはじきを使った対戦型ボードゲームで、年齢に関係なく楽しめるため、高齢者も含めて多くの人に愛されています。
このゲームはシンプルですが、戦略的思考を必要とし、脳の活性化にも役立ちます。以下でマンカラの基本的な要素と遊び方をご紹介します。
マンカラに必要なもの
– おはじき48個
– 各プレイヤーに6つずつのポケット（穴や容器）がある2列のボード
– ゲームのゴールとして各プレイヤーの両サイドに設置されたポケット（容器）
市販のマンカラボードが利用できますが、家庭にある容器を使ってもゲームを楽しむことができます。
遊び方
1. ゲームを始める前に、各ポケットにおはじきを4つずつ配置し、すべてのおはじきを使います。
2. ジャンケンで順番を決めた後、プレイを開始します。
3. 自分のターンになったら、選んだポケットからすべてのおはじきを取り出し、次々と隣のポケットに分配します。
4. 最後のおはじきが自分のゴールに入ったら、再びおはじきを動かすことができます。
5. どちらかのプレイヤーのポケットが空になるとゲーム終了で、その時点で最も多くのおはじきをゴールに送ったプレイヤーが勝者になります。
まとめ
マンカラは高齢者にも取り組みやすく、認知機能の維持に役立つ楽しいゲームです。
基本的なルールは簡単ですが、勝つためには戦略的な判断が求められます。
このゲームは適度な脳のトレーニングにもなり、介護予防にも有効です。
